K教授の「ライプツィヒの街から 1 その2」

こんばんわ!モンです

 

昨日は、教授が教鞭をとる「ライプツィヒ大学」についてお話し頂きましたが

今日は、ライプツィヒの街の様子についてお話し頂きましょう!

 

それでは、本日も教授お願いいたします!

             新築のライプツィヒ大学教会

 

ライプツィヒの街から(1)その2

 

この街は東ドイツができる戦前までは国際商業都市として栄え、人口60万人にしてはヨーロッパでも結構有名な都市に数え入れられています。だから現在進行中の復興政策の重点も国際見本市やショッピング・センターなどに置かれています。中央駅のモール街をはじめ、つぎつぎにショッピング・モールやデパートを造り、いったいだれが買いに来るのだろうと、他人事ながら心配するほどです。どうやら昔のように市の範囲をこえた中央ドイツ一帯のセンター化を狙っているようです。というのも、この街は18、19世紀にはまさにそのような商業や貿易のセンターとして繁栄し、あわせてドイツ語出版物の90㌫以上を占める出版文化のメッカでもあったからです。昔の夢よ、もう一度というところですね。

 

文化芸術面では、「ゲーテ」や「シラー」、「シューマン」などが活躍し、さらに一昔前には「バッハ」もここの「トーマス教会」の楽団指揮をしていました。

 

ちなみに、ここの日本語パンフレットは私の翻訳です。以前日本の友人を案内したとき、ここのパンフレットを見て、あまりのひどい日本語に驚き、その足で事務所に乗り込み、おせっかいな訳し直しを申し出たのがきっかけでした。おかげで今では毎月会員用の教会便りと寄付のお願いが送られてきます。

 

                トーマス教会

 

 ゲーテといえば、いまどき『ファウスト』など読む人はほとんどいないと思いますが、この作品の中に描かれた「アウエルバッハス・ケラー」というレストランは、今では観光スポットのひとつで、ときどき日本人の団体さんが白ワイン片手に豚足にかじりついていたりするところです。だからその上にあるカフェが「メフィスト」と称するのも、わかりやすい話ですね。

 

さすがメフィストと名乗るだけあって、ここは全面喫煙可です。スモーカーの私には大変貴重なカフェですが、肝心のコーヒーがメフィストなみに不味いのでほとんど入ったことはありません。

 

            アウエルバッハス・ケラー店内

 

 

教授本日もありがとうございました!

ちょっと馴染みがうすかった「ライプツィヒ」が、ぐっと近づいて来たようです。

 

手塚治虫でも有名(そっちかい!)な「ファウスト」に出てくるレストランが現存していたり、さすがヨーロッパ歴史を感じますね!

 

調べてみたら「トーマス教会」「ヨハン・セバスティアン・バッハ」好きには

かなり有名スポットらしく、亡くなるまで教会の音楽監督を勤めたりとか

「バッハ」最高傑作のひとつ「マタイ受難曲」も「トーマス教会」で初演されたそうです。

 

音大もありクラシック好きも多い江古田の地「トーマス教会」のパンフレットで

知らず知らずに「K教授」の翻訳に触れている方もいたりして・・・?

 

「K教授」昨日までは伏せ字にしておりましたが、「本名出しても構いませんか?」とメールにて確認したところ「一向に構いませんよ」との事でしたので、ちょっとご紹介・・・

 

「K教授」こと「小林敏明」教授は

ベルリン自由大学学位取得。ライプツィヒ大学教授資格取得を経て、

現在、ライプツィヒ大学東アジア研究所教授。

 

日本での著書多数、近著

 

「<主体>のゆくえ」は「小林教授」から献本して頂いたものが、奥の店

「ニュークリアス」に、ございますので、お手に取ってご覧頂けます。

 

こちら からご購入も可!amazon貼っておきます!是非!!! 

 

それでは「小林教授」次回のレポートも楽しみにしております!!!

 

皆様におきましては、また明日!では!!!