小林敏明教授の「ライプツィヒの街から 8 ホワイトアスパラ」

こんばんわ!モンです。

 

残念でした・・・「金星の太陽面通過」観測出来ず・・・

この厚い雲に阻まれて一瞬の切れ間を期待したのですが・・・残念

 

それでは、気を取り直して、またまたドイツより美味しそうな話題が届きました

 

小林教授のレポート本日は今が旬の「白アスパラガスと鯉(?)料理」です!

それでは、教授本日もお願いします!!!

 

 

 

 それでは、そろそろドイツ料理のとっておきを紹介しましょう。まず、最近日本でも知られ始めた白アスパラ。日本ではグリーン・アスパラが出回っていますが、こちらでアスパラガスといえば、この白アスパラを指します。

 

これは典型的なドイツの旬の食べ物で、4月末から6月ごろに市場やスーパーに出ます。まあ、タラノメの畑版といったところですね。

 

料理の仕方は、まず、皮むきで表皮をきれいに削り取り、それをゆでます(このゆで汁でスープもできます)。熱が入ってやわらかくなったところで鍋から出し、ざるで水を切ります。

 

ソースはバター、卵黄、白ワインを泡立てながら湯せんして、全体がやや固まり加減になったら出来上がりです。いわゆるオランダ風ソースです。

 

あとはこれをゆでたアスパラにかけて食べるだけ。

 

ソース作りが面倒という人は、塩入バターをつけるだけでも良いですし、いざとなれば、何の料理にもへへーっと頭が下がってしまう水戸黄門の印籠みたいなキューピー・マヨネーズでも大丈夫です。

 

添え物はいうまでもなくゆでたジャガイモ。ちょっと肉類がないとさびしいという人は、アスパラに生ハムの薄切りをかぶせて一緒に食べます。

もうひとつのとっておきは、わがザクセン州の名物、鯉料理です。

 

これはちょっと意外かも知れませんね。こちらも旬のもので、時期は冬、クリスマスなどに食べます。

 

ドイツの鯉は日本のものより太く平ぺったい形をしていて、大きなフナという感じです。

 

料理は基本的に酢、白ワイン、玉ねぎ、ハーブなどを使ってそっと丁寧に煮るのですが、これで鯉独特の臭みを消します。

 

もうひとつのポイントはソース。標準レシピは摺った生の西洋わさびとザーネ(料理用生クリーム)を混ぜるだけです。それに溶いたバターを加えるのも良いでしょう。

 

アスパラ同様、きわめて簡単な料理法ですが、これが良いのです。やわらかできめの細かい鯉肉の特徴をうまく引き出した調理法です。

 

日本料理でもそうですが、究極の料理は簡単でなおかつ美味しいということに尽きますね。ちなみに、日本のわさびも試してみましたが、不思議なことに味が合いません。兄弟同士でも性格がちがうのと同じです。

 

 なお、アスパラにも鯉にも飲み物は白ワインです。

ドイツのワインは基本的にフランスやイタリアに劣るとされていますが、白ワインに関してはむしろ両者に勝ると思います。

 

ラインガウ、モーゼル、バーデン、フランケンとどこに行っても上質の白ワインがありますし、値段も一瓶5ユーロで充分、10ユーロも出したら相当良いものが飲めます。以上、今日は料理教室でした。

 

 

 

教授!本日も ありがとうございました!!!

 

ホワイトアスパラの生ハム巻き!たまりませんねぇ

ワインがすすみそうです。

 

でも、ザクセン州名物 鯉料理は・・・私は見た目がアウトでした

食べれば、美味しいのでしょうが・・・皆様は、いかがでしたでしょうか?

 

小林教授、次回のレポートも楽しみにしております!!!

 

ここで業務連絡です、明日6月7日はメーカー展示会の為

お休み致します。

 

素敵な商品をブログで、ご紹介出来ればと思います!お楽しみに!!!