小林敏明教授の「ライプツィヒの街から 20 ベルリン脱原発デモ・リポート」

こんばんわ!モンです。

 

2013年3月10日、脱原発デモが日本各地で行われておりました

欧州各地でも脱原発デモが行われていた模様です。

 

その中のひとつベルリンの脱原発デモに 小林教授 が参加して早速レポートを送ってきてくれました。

 

本日は、そちらの模様を・・・教授お願いします!!!

(20)ベルリンの脱原発デモ

 

いやあ、デモに行ってきました、デモに。

 

ついにベルリンでもいたたまれなくなった若い日本人たちがデモを始めましたよ。3月9日の土曜日ベルリンのブランデンブルク門前で行われた脱原発のデモです。

 

ドイツ人の脱原発グループは南の方の大きなデモに出かけていて、結局は日本人主体の集まりとなりましたが、それでも寒風吹きすさぶなか百数十人が集まりました。とにかく寒かったです。

 

正直なところ、今の日本の動きは、というか動きの「なさ」はかなりヘンですね。

 

福島ではまもなくトリチウムを含んだ膨大な汚染水をこれから海に流そうとしていますし、宙に浮いた4号機の燃料棒の水槽が傾いたままで、もしこの燃料棒が露出でもしたら、手もつけられないほどの大惨事がありうるというのに、日本の人たちの反応にはまるで危機感が感じられません。

 

本当にこんなのでいいんでしょうかね。

もう一箇所どこかで爆発でも起きないと何もしないのでしょうか。

でも、そのときはもう手遅れですよ。

 

というような気持ちを普段から抱いている僕は、主催者から出てきてスピーチをしないかと声をかけられたときには一も二もなくOK。

 

まあ、枯れ木も山の賑わいと言いますから。たとえ一言でもね、叫んでこようと思ったわけです。

 

僕の考えでは、とにかくデモに出ることから始めなければ何も動かないと思います。

日本ではいつからかデモに出ることがまるで犯罪であるかのような偏見が出来上がってしまい、それが今日にまで続いている感じですが、これじゃ治安維持法ですよ。

そういう法律があるかないかの問題ではありません。要はメンタリティです。

 

初めからあきらめてしまってお上が何とかするだろうと思ってては何も起こりませんね。

 

結局は東電を含む財界と自民党と経産省と、それにアメリカの原発ロビーイストのなすがままです。

 

こういう比較は余りしたくないのですが、事があるとすぐにデモに出て意思表示をするドイツとはあまりにも対照的です、残念ながら。

 

同じ日に行われた東京のデモがわずか15000人、台湾では20万人。これって、ちょっとおかしいと思いませんか。

 

 

 

教授ありがとうございました!

 

わたし自身、こんな状況で原発を再稼働させる動きが加速しているのは、絶対おかしいだろう!!!と思いつつも行動を起こしていない自分自身を反省させられる

レポートでした・・・。

 

小林教授、こんなダメダメな弟子ですが、次回もレポートお願い致します。

 

NO NUKES !

 

明日は、3月11日 東日本大震災から2年です。

 

追伸 

欧州の脱原発デモのニュース画像を見つけました

いつまで見れるか分かりませんがリンク貼っておきます。

こちら から・・・映像後半の「ベルリンのデモ」が教授の参加したデモです。

 

ちらっと写るソフト帽に黒のロングコートの男性が「小林教授」です