小林敏明教授の「ライプツィヒの街から 41 ライプツィヒのブンデスリーガ入りについて」

こんばんわ!モンです

 

大作の執筆活動に忙しかったドイツの小林教授が遂に脱稿したようです

お疲れさまでした教授!

 

詳細明らかになりましたらコチラのブログでも告知いたしますので、皆様もお楽しみに!

 

そんな教授が脱稿後すぐにオイルライフにもレポを送ってくれました

お疲れのところ有難うございます!

 

今回の話題は フースバル・フェン の教授らしくドイツのサッカーネタです。

お住まいのあるライプツィヒのチームがブンデスリーガ入りしたそうですが、教授には色々な思いがある様で

 

それでは!教授本日も宜しくお願いいたします!!!

 

ライプツィヒのブンデスリーガ入りについて

 

皆さんは、ライプツィヒに住んでいて、ときどきサッカーについて書いている僕が、あることについて沈黙しているのを不思議に思っておられるかもしれません。とくにサッカー通の人は。

それはライプツィヒがついにあのブンデスリーガ入りしたという「大事件」です。

チームの正式な名前は「RasenBallsport Leipzig」、略視して「RBライプツィヒ」といいます。

本当は「Rasenballsport」というドイツ語はありませんが、「芝球技」ほどの意味で、もちろんサッカーを連想させる造語です。

ところが略称の「RB」は同時にこのチームのスポンサー名「Red Bull(赤牛)」の省略形でもあり、普段はもっぱらこちらの意味で使われているようです。

 

このチームは2009年に創立されたばかりの新設チームなのですが、5部リーグから始めて、あれよあれよという間にリーグのランクを上げて、ついに来季から、あのバイアー・ミュンヘンやドルトムントのいる一部リーグすなわちブンデスリーガの仲間入りとなりました。

 

先月は旧市庁舎前の広場に一杯のファンを集めて祝賀のレセプションがおこなわれたところです。

まことにめでたいと言うべきところなのですが、僕はいまひとつノリきれません。

むしろ、不愉快なくらいです。

 

まずこのRed Bullというスポンサーですが、これはオーストリーに本拠を置く栄養ドリンクの製造会社で、RBライプツィヒはこれに香港の億万長者が乗っかってできている、いわゆる「外資系チーム」なのです。

 

ブンデスリーガでやろうと思ったら、地元のライプツィヒ界隈の選手を集めていては話になりませんから、当然あちこちから高い金を払って選手を集めてくることになります。

 

つまりライプツィヒのブンデスリーガ入りは「金」の力によって可能となったもので、ほとんど地元とは関係ないのです。関係あるのはノーテンキな地元ファンぐらいのものです。僕が気に入らないのは、このことです。

もっとも、現実にはヨーロッパのトップチームはすべてこの金力で動いています。

ドイツで有名なのは常勝バイアー・ミュンヘンですね。あそこは金に任せてライバルチームの有名選手を引き抜いて来てしまいます。

 

この間ブンデスリーガでよくバイエルンに次いで2位を確保しているドルトムントはエースのレヴァンドフスキー、ゲッツェ、フンメルスと軒並みナショナルチーム級のスター選手をバイエルンに引き抜かれました。こうなるとロイスの移籍も時間の問題でしょう。

 

これはもちろんドルトムントの経営がうまくいっていないことも原因です。

香川が一時イギリスに売り飛ばされてまた戻ってきたのもよく知られていますね。ドルトムントというのは、経営面から見ると、自分のところで好い選手を育てて、それを売り飛ばしてかろうじて経営が成り立っているような実に情けないチームなのです。今期の赤字もフンメルスの莫大なトレードマネー(身代金)のおかげで黒字に転じたというのが実情です。しかし、だからといって、こういう調子でライバルチームのトップを引き抜いて優勝して、バイエルンは嬉しいのでしょうかね。

そこなんです、僕がこだわるのは。

日本のプロ野球でも巨人がある時から恥も外聞もなくこれに近いことをやっていますが、そのためむしろ真面目な巨人ファンが去っていってしまいました。当然でしょう。こういう悪徳商人のようなやり方があいかわらず水戸黄門ファンの多い日本人に受けるはずがありません。

 

ファンというのはそのチームが時間を掛けて育ててきた選手の活躍を観るのが楽しみなのです。

近頃のスポーツの資本主義化は目にあまりますね。

何億という巨額の金を手にして遣い様のなくなったスーパースターたちは、結局パナマかどこかのペーパーカンパニーで脱税するぐらいなもの。あまりにも馬鹿馬鹿しい話です。

 

世の中には明日にも飢え死にしようかという人々が膨大にいるというのにねえ。

そうそう、ドイツ語の「Bull」という言葉は俗語では「ポリ公」の意味でも使われるんですが、これも引っかかりますね、僕には。

 

ということで、今回は写真も何もなし!

 

 

教授!本日も有難うございました

 

まったくスポーツ界ひどいですね~膨大莫大な移籍金、契約金、年棒をタックスヘイブンで無駄に脱税するくらいならオイルライフに投資してもらいたいものですよ~マジで!

どう?メッシ???

 

教授お疲れのところレポ有難うございます!

次回も楽しみにいたしております。

 

さぁて投資の件でパナマの法律事務所にでも電話すっかなぁ~

 

モチロン明日も営業中