小林敏明教授のライプツィヒの街から 92 Coffe・Kaffeehaus・Café

こんばんわ!モンです

 

ドイツの小林教授よりレポートです

いつもありがとうございます

 

ライプツィヒのカフェ事情

教授、本日もよろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

 

92 Coffe・Kaffeehaus・Café

 

 ドイツ語で喫茶店のことをKaffeehausと言います。文字通りKaffee(コーヒー)を提供するHaus(家)だからです。しかし、最近Kaffeehausを名乗る店は少なくなりました。日本でも「山田喫茶店」などというネーミングだと、どこか田んぼの真ん中に建っていて、野良仕事の合間にオジサンオバサンが一休みするようなイメージになるので、「Café Yamada」とか「夜魔堕珈琲」などとひねったりします。喫茶店はひととき日常を忘れさせてくれるような雰囲気も提供するところなので、名前もちょっと非日常的な方が良いわけです。
 

 ドイツでも同じで、近頃ではCaféを名乗るところが少なくありません。いうまでもなくCaféはフランス語、その言葉自体がシャンゼリゼの臭いを運んでくるような言葉です。

 そこでわがライプツィヒのカフェはどうなっているかを検証してみると、ちょっと面白いことに気づきます。ライプツィヒで一番有名なカフェと言えば、第一に名前が挙がるのがCoffe Baumです。なんせ18世紀の初頭からコーヒーを提供している老舗中の老舗で、音楽家のシューマンが愛用していたカフェとして知られています。今でもシューマンが座っていた席の上にはその名前が刻まれています。

 ここはシューマンだけではありません。ライプツィヒが誇る名士たちがよく座っていた席の後ろにはその名前がずらーっと並んでいます。物理学者のハイゼンベルクの席なんてのもありますよ。さらにここの2階3階は、コーヒーの歴史を伝えるミュージアムになっているので、バッハ観光のついでに立ち寄る人も少なくありません。
 面白いのはこの店の名前です。気づかれたでしょうか。ここの名前はドイツ語のKaffeeでもフランス語のCaféでもありません。「Coffe」です。英語だと「coffee」と「e」が重なりりますが、ここはフランス語のように一つですね。要するに英仏独のハイブリッドです。それだけ当時から国際的だったということなのか、たんにドジったのがそのまま残ってしまったのか、いずれにせよ珍しいネーミングです。

 次に有名なカフェがやはり街の中心にあるKaffeehaus Riquetです。Kaffeehausの方はオーソドックスにドイツ語なのですが、Riquetはフランス貴族の名前に由来する言葉で、発音も「リケー」です。ここも18世紀からお茶やコーヒーなどを扱っていた貿易商が元祖で、1900年ごろに建てられた現在の建物はかつての東洋貿易を象徴するようなファサードで有名です。入口では象が迎えてくれます。

 面白いのはその上です。高いところにあるので、たいていの人は気づかないのですが、そっくり返って目をずっと上に向けると、なんとそこには花魁(おいらん)の姿が見つかります。日本との交易の痕跡ですね。なんといっても当時日本と言えば、「フジヤマ・ゲイシャ」ですからね。まさに絵に描いたオリエンタリズムです。

中のケーキコーナーはこんな感じ。

 さて私自身はどんなカフェを贔屓にしているかと言うと、これらの超老舗カフェではなく、東西の壁が破れたころにできたCafé Kandlerというところです。建物自体は19世紀末に建てられたもので、のちの東独時代にここにカフェができたのですが、壁が破れて火災に遭い、資本が入ったのでしょう。その後も勢いづいて今や市内のあちこちに支店ができてます。写真はその本店で、右向かいがバッハで有名なトーマス教会。

 ここに挙げたカフェはいずれも手作りケーキでも有名なのですが、私の好物はKandlerのミカンケーキです。10年前にタバコをやめるとき、寂しくなった口を慰めるためにケーキを食べ始めたのですが、それが病みつきとなり、おかげで今では糖尿病一歩手前という警告が出て、甘いものは抑え気味なのですが、ここのミカンケーキだけはなかなか諦められないでいます。こういうときはできるだけ散歩してカロリー消費を上げるようにしています。体に悪いものを諦めてただ長生きしても、何のために生きているのかわかりませんからね。

 それにしてもCoffe・Kaffehaus・Caféと、ライプツィヒのカフェ文化は歴史的で多様です。近頃ではライプツィヒにもスターバックスが浸透してきましたが、私はこういう歴史の影を負わないのっぺりとしたカフェにはほとんど興味がありません。これだったらけなげにも赤字覚悟でモーニングサービスに精を出す田んぼの中の「山田喫茶店」スタイルの方が好きですね。
 ちなみに私の田舎には小中学校の同級生夫婦がやっている「ぺぱーみんと」という喫茶店がありますが、コーヒーを一杯頼むと、トースト、ゆで卵、サラダ、漬物、さらにコーヒーを飲み終わると緑茶まで出てきます。これで大丈夫なんだろうかと、こちらが心配するほど。最後の写真はそのぺぱーみんとのモーニングサービスです。

  

 

 

教授 本日もありがとうございました

さすが歴史の街ライプツィヒ

カフェの建物の趣きが違いますねぇ

 

カンドラーのミカンケーキも美味しそうでしたが

私はなんといっても教授の同級生さんの

中津川ぺぱーみんと のモーニング一択でした(笑)

名古屋スタイルのモーニングですね

 

ペパーミント が カタカナではなく平仮名で ぺぱーみんと コレです! 

 

ちなみに私は高校の時、まさに コーヒーハウス という何の捻りもない店名の

喫茶店でバイトしてました

時給380円 

 

アメリカン(懐かしぃ)という名のただの薄いコーヒーを出す、

近所の不良の溜まり場のような店でした(笑)

 

夜魔堕珈琲 もウケました〜あったら行ってみたいです 夜露死苦

 

教授、次回のレポはサッカーでしょうか? 展覧会でしょうか?

楽しみにいたしております

 

 

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コメント: 2
  • #1

    成瀬政子 岐阜県 (土曜日, 30 5月 2026 08:14)

    教授のレポートは難解なものもあれば今回のようなソフトな優しいものもあります。勿論今回のようなのが大歓迎です。私もひと昔前頃までは市内に何か所か馴染みの喫茶店がありました。当時は350円、週刊誌を何冊も読み
    気分転換の場所でした。今は500~550円で、行く機会も少なくなりました。諸経費高騰で廃業する店も後を絶たず、という状態です。私も若い時に喫茶店のアルバイトの経験があります。そのお金でユースホステルを利用して北海道一周したな、数十年前です。あの頃は時間給300円くらいかな。貴重な体験でした。
     教授と行った、ぺぱーみんと、は何回が友人と行っています。残念ながらモーニングに行くには自宅からは遠いです。名古屋モーニングのように豪華ですね。頑張って早起きして行ってみようかな、などと考えています。

  • #2

    オイルライフ (日曜日, 31 5月 2026 19:13)

    成瀬さま

    オイルライフです
    コメントありがとうございます

    喫茶店のアルバイトは若者の定番ですよね
    私がバイトしていた不良の溜まり場コーヒーハウス は当時アメリカン
    一杯250円だったような・・・いやもっと安かったかなぁ

    北海道ユースホステル 礼文島がテレビで紹介されていましたね
    いまだに結構人気らしいです

    私は一度だけ受験のため高尾のユースホステルに泊まった事がありますが
    相部屋が衝撃的でした、そのホステルも廃業してしまったようです

    またのコメントお待ちいたしております